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ペットコラム

かっては、俗にニッパチ(2月・8月)と呼ばれ、この時期は寒さ、暑さのせいか、人の動きも不活発で特段のトピックスも生じないものでした。そのために、せめて動物の話題でも、と本協会にはネタ切れ気味なマスメディアの皆さんがしげしげと取材に来られたものです。寒さに震えるサルとか暑さにうだるホッキョクグマの類です。

大寒の時期をさかいに、日本列島の各地ではいよいよ寒さがピークに達したようです。それでも庭のすみには「ふきのとう」が顔をのぞかせ、星を仰いでのアイツ(7才・37Kg)との早朝散歩も、帰路にはいつしか東の空が朱に染まってしらしら明けてくるようになりました。春遠からじを実感するとともに、足元が少しずつ確かになっていくのは大歓迎です。

北国(青森県)に出張し、間一髪、雪との遭遇は逃れましたが、寒波を道連れに帰京いたしました。

いつしか日没時間も早まり、もの静かな晩夏の気配が漂いはじめたころ、俄かに日本列島の各地が拡声器の大声であふれ始めました。その20日ほど前のことですが、炎暑の盛りに万博で賑わう観光客をしり目に愛知県の三河地方に出向きました。

雌雄は定かではありませんが、2羽のセグロセキレイがしきりと飛来してきます。
隣りの茶畑から庭の梅の木へ飛び移り、あたりの様子をうかがってから、やおらアイツ
(9才・37Kg)の小屋の周りに降り立ちます。
しばらく観察していると、何と彼等の目的はアイツの抜け毛を収集していることが判明いたしました。多分、営巣の素材として暖かい純毛を利用しているのでしょう。グッドアイディアに感心いたしました。