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ペット情報総合サイトPETPET-コラム【ありがとう】

ペットコラム

ありがとう

何気ない、いつもながらの休日の日課なのですが、長年にわたりほぼ午前7時前後にはアイツ(12才・34Kg)といつもの公園をユックリ散歩しています。毎年の元旦もまた然りでした。ちょうど初日の出を仰ぐ時間帯でもあり、極めてシンプルな目標をつぶやくのが常でしたが、今年はいささか趣が異なりました。今更、目標を立てる訳ではなく、むしろ遠く走り続けてきた歳月を振り返るよすがにしようと思い立ちました。
<font size="3"> すべて今日あるのは、無数の方々の温かいお力添えの結果であり、改めて心から感謝の念を表したかったのです。30代の終わり頃までは、風邪を引いた記憶すらないほどの頑健な体力に恵まれ、健康優良オヤジ(?)としてかなり自由に生きてきました。仕事はバリバリ、遊びはモリモリといつも全力でぶつかり、主に幼少児を対象としたピアノの販売や音楽教室を通じて情操教育向上の一翼を担っていました。長じて40代には、根っからの動物好きを触発されたこともあり、ご縁を得て日本動物愛護協会に転職した次第です。そこは、実に耳に心地好いイメージの社会運動団体として国内最古の伝統を誇りますが、当初は外部からの逆風に戸惑うこともしばしばありました。それは、社会の動物愛護に関する基本的な考え方が不透明で、各自の奔放な思惑に基づくパフォーマンスが横行したため、一部では感情的な反対運動や利己的な要求運動のツールとして動物愛護思想を悪用するグループすら存在していたからです。 その後は、ご存じのように人と動物の係わりに関する国内で唯一の立法措置である「動管法」が「動愛法」として大幅に改正され、その内容も欧米の先進諸国並みに近づいてきたことの背景を受け、フレームが整備されてきたことはご同慶の至りです。特に、現行法では第5条において、環境大臣の具体的な基本指針の制定義務を定め、それを受けて政府が平成18年10月に動物の愛護及び管理の基本的な考え方を告示したことは、まさに画期的な快挙と言えるでしょう。この間、四半世紀に及び動物愛護運動の実践に身をおいた体験に基づき、おこがましくも提言いたしますと、日本の当該運動は公権力の体制がほぼ整い、後は国民間における動物観の向上を残すのみとなりました。それには、急がば回れのたとえ通り、幼少児に対する動物愛護の普及啓発により情操の涵養に資することが不可欠であると確信しています。 図らずも、学窓から社会に出立ち幾星霜、終始一貫して子供の情操育成に関わる仕事に打ち込めましたことは望外の喜びでした。これも偏に、名刺ホルダー10数冊の各ページに埋め尽くされた関係各位のご芳情のお陰としみじみとかみしめています。併せまして、この際に本稿もめでたく大団円いたしますことをご報告申しあげ、アイツともども厚く御礼申しあげます。皆様、長い間を本当にありがとうございました。財団法人 日本動物愛護協会理事・事務局長 会 田 保 彦 </font>