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ペット情報総合サイトPETPET【ハクビシンが危ない?】

動物まめ知識

ハクビシンが危ない?

日本の各地に出没し、その存在が話題になっている動物がいる。鼻から両目の間を貫く白い模様が特徴的なハクビシンだ。カタカナで書くと珍獣のイメージだが、漢字で書くと「白鼻心」。その風貌を的確に現している。ジャコウネコの仲間で、アジアの諸地域に分布している。生息が確認されたのは昭和に入ってからのことのようで、その存在に関しては諸説があるが、人によって持ち込まれたものがという説が有力のようだ。ところが最近、彼らに対して迫害の目が向けられている。一連のSARS報道の影響だ。飼育している愛好家も、飼育を放棄するケースがあったらしい。人と暮らすペットの存在に関して、愛好家は今一度熟考が必要である。
珍獣としてペットショップで扱われているものに、このハクビシンがある。インドやネパール、マレー半島、スマトラ、ボルネオ、中国・台湾・チェンマイ・スマトラ・北ポルネオなどに分布しているジャコウネコの仲間だ。山地をはじめ市街地などにも顔を出すため、その目撃情報がしばしば話題を呼んでいる。目撃者には「タヌキに似たような何か?」あるいは、「アナグマのような動物」といった印象を与えるようである。しかして実態はというと、もちろんネコの仲間である。体長は50cmから70cmと、ネコよりもひと回り大きい。褐色を中心にした体色で、頭部には鼻から両目の間と通り頭上へと連なる白い特徴的な模様が入る。この特徴がハクビシン(白鼻心)という、この動物の名前にもなっている。現在では東北、関東、中部、四国などの各地で目撃されており、この後もその生息地を広げそうな勢いだ。これは彼らの暮らし振りに起因しているようで、雑食性で適応力が高く、夜行性のため人知れず人間が育成している農作物などを失敬しながら暮らせるためだ。昼間はねぐらである岩穴や木の穴、人家の屋根裏などに潜んでいる。そして夜の帳が降りる頃から活動を開始し、リンゴやナシ、ミカン、ブドウ、イチゴといった好物の果樹を食べ荒らすのだ。今日ハクビシンは珍獣、ペットとしても流通している。そして今回のSARSの報道である。ペットとして飼育されていたハクビシンたちが、心ない飼い主たちによってその飼育を放棄されてしまったようだ。実際に街中でハクビシンを見たという報告は、日本の各地であったようである。一方でそうした不幸なハクビシンの誤解を解こうと、ハクビシンを擁護する側によりやはり各地で抗議の集会も行われたようだ。日本の厚生労働省の対応としては、日本産ハクビシンに関しては危険性はないという立場をとっているようである。人間の都合で飼い始められ、都合が悪くなったら捨てられる。ペットという存在をもう一度見直さなければならないようなできごとである。

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