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ペット情報総合サイトPETPET【“美しいクチバシ”という名前をもつ鳥。】

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“美しいクチバシ”という名前をもつ鳥。

赤いアイラインと眉毛のような飾り羽に、赤いくちばし。ピエロのような姿をした鳥、エトピリカだ。
  全長約40センチメートル、体重約840グラム程度で、海鳥の1種として、潜水しての獲物の捕獲が非常にうまい種類である。日本では北海道に分布するほか、北アメリカ西海岸のカリフォルニア沿岸からアラスカ、ベーリング海、オホーツク海沿岸域までの、北太平洋に分布している。海に面した断崖の部分に巣をつくって繁殖するが、雌雄2羽から誕生するヒナは1羽だけとされ、それも1年に1度である。  北海道に生息する生物には、独特なネーミングをもつものがいるが、エトピリカもそのひとつだ。これはアイヌの言葉で“美しいクチバシ”を意味している。1年のほとんどを洋上で暮らし、空から海にダイビングして餌をとる。ペンギンほどではないが泳ぎが非常に得意で、10メートルほど潜水しては餌を捕獲しているという。だが、その能力が彼らにとって災いにもなっているようだ。魚をとるための網の存在である。広範囲を移動しながら餌を探している彼らにとって、海中の様子に溶け込んだ魚網はまさに脅威である。もちろん環境の変化や餌となる生物の減少なども、彼らを減少させることにつながる要素ではあるに違いない。しかし魚網が影響を与えることも、十分に考えられる。鳥類であるエトピリカは、魚のような水中生活者ではない。魚網のようなものに絡まれば、あっという間に溺れてしまうだろう。  1960年には北海道でも300羽前後の存在が確認されていたようだが、現在では本当に少数が確認されているにとどまる状態である。そのためレッドデーターブックでも絶滅危惧種として指定されており、厳重な保護がなされている。

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