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ペット情報総合サイトPETPET-イヌ図鑑【中型犬】イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

動物百科事典

イヌ 中型犬

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
ルーツ

狩猟の盛んなノーホーク地方で飼育されていた犬種である。非常に古い歴史をもつ種類で、600年も前の記録にその名をとどめられている。陸地の猟に使われたランド・スパニエルの改良種といわれ、かつてはノーフォーク・スパニエルと呼ばれていた。銃による猟が普及する以前は、カスミ網へ鳥を追い込むという、高度な狩猟に能力を発揮していた。現在では広い猟場で、獲物の落下点を素早く正確にマークし回収するノン・ストップ・リトリーバーとして活躍している。犬種として認められたのは1901年で、近年はショーへの出場も盛んだが、明確な区分が進んでいる。

外見的特徴

小ぶりながらがっしりとした体格をもつ。イギリス産のスパニエル種のなかでは、ほっそりとした長い肢をもつタイプで、後部には飾り毛がある。丸みのある頭部、中くらいの大きさの暗褐色の目をもち、鼻筋はとおる。頬にぴったりついて長くたれた幅広の耳の先端には飾り毛があり、特徴的だ。被毛はわずかにウェーブがかった絹糸のような毛質で、色はブラック&ホワイト、レバー・タン・ホワイト、ブラック・タン・ホワイト、ローンなどがある。尾は通常適度な長さに断尾され、背中のラインに沿うように高くまっすぐ保っている。

性格

利口でおとなしい性格をもつ。またスプリンガーの名にふさわしく、素晴らしいスピードで猟場を駆けめぐる。普段の親しみやすく温厚な性格と、猟のときの活躍と積極性のある運動好きな姿は、別の犬をみているようだ。猟も遊びも奔放に楽しむ傾向がある。飼い主の喜びが自分の喜びとする従順さはあるが、人をみて行動する一面ももっている。物覚えがよく、しつけしやすい長所があり、その点も家庭犬としても広く愛好される理由である。

飼育

ところどころに飾り毛があり、絹糸のような毛質とツヤを保つためには、手入れには多少の手間がかかる。これを怠ると、後の世話がかえって大変になるので、家庭犬でも毎日のブラッシング、クシですきとくコーミングは欠かさず行うことが大切だ。特に換毛期は念入りに実行する。1ヵ月に1、2度はシャンプーしてやり、数ヵ月に1度のペースで専門家によるトリミングを実行したい。

健康上の注意点

運動は可能な限りたっぷりとさせてやりたい。そのため速歩や自転車による、毎日2回、30分程度の引き運動を行うようにする。特にスポーツの要素をもった遊びは積極的に楽しむので、飼い主がスポーツ好きであれば、ペットとのコミュニケーションのとれた、いい運動になるだろう。泳ぎも得意なので、夏は水辺で遊ばせると喜ぶ。食事は、1日2回または1回、運動と栄養の両面からバランスを考えたものを適量与える。一般的には歯の健康に役立つドライフードを中心に、カルシウム、肉類などタンパク質、穀類、缶詰フードなどを加えた、混合食がいいようだ。味の濃すぎる人間食や、過食や偏食などに気をつけたい。耳が感染症に罹りやすい面がある。アレルギー性の皮膚炎や眼病などにも注意が必要だ。