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ペット情報総合サイトPETPET-イヌ図鑑【大型犬】ボクサー

動物百科事典

イヌ 大型犬

ボクサー
ボクサー
ルーツ

ベルギー・ブラバン地方の土着犬であるブレンハイザー・ブラバンソンと、マスティフ、ブルドッグとの交配により、雄牛と闘わせる目的で誕生したとされる犬種。ブレンハイザー・ブラバンソンは、欧州全域でクマやイノシシ、シカの狩猟犬として重宝された犬である。やがて狩猟、闘犬の衰退とともに、家畜商のもとでキャトル・ドッグとして扱われた後、ボクサーの名がつけられ、ドイツのミュンヘンで繁殖が開始された。1895年にドッグショーに出された後、1920年頃から人気犬種として脚光を浴びた。現在では、農耕馬風なドイツ系、サラブレッド風なアメリカ系の2タイプに分けられている。

外見的特徴

たくましく引き締まった体と発達した筋肉が優美で、伸びやかなラインを描く、スクエアな体格をしている。全身は光沢のある短毛におおわれる。毛色は、フォーンとブリンドルの2種類に分かれ、フォーンは淡い黄色から濃い鹿毛色、ブリンドルは金色がかった黄色から赤褐色の2色の地色に、黒い縞が入る。いわゆるブルフェイスをもった犬で、アンダーショットと呼ばれる独特の受け口と大きな鼻孔、余分なたるみのない厚い口唇が特徴的な犬種だ。尾は断尾するのが普通である。

性格

頭がよく訓練しやすいため、軍用犬や警察犬として広く使われた。忠実で頼もしい番犬としての性格と、いたずら好きでフレンドリーな性格を併せもっている。多少コントロールの難しい面があり、厳しすぎるしつけも過度の甘やかしも禁物だ。しかしその難しさを補ってあまりある、魅力的な性質のもち主でもある。

飼育

短毛種なので、日常の手入れは容易だ。毛なみに逆らってぬらしたり蒸らしたタオルなどでよく皮膚の汚れを拭きとり、新陳代謝をよくしてやる。また換毛期には、毎日ゴムブラシなど肌を傷つけないようなものでブラッシングし、死毛を除去してやる。耳の形が上向きに整う前は、たまりやすい耳垢を綿棒で取り除き、清潔に保ってやる必要もある。シャンプーは必要に応じて行うようにし、シャンプー後は、季節がよければ乾燥タオルで拭き上げるだけでもかまわない。

健康上の注意点

たくましい体つきからもわかるように、非常に活動的な犬種である。そのためストレスをためないようたっぷり運動させてやることが必要だ。若犬や成犬なら朝夕1日2回、都合に応じた距離や時間のバランスを取りながら、十分に運動させる。メニューとしては引き運動のほか、自転車を利用した運動などで、この犬の魅力となる後肢の筋力を鍛えるといいだろう。また暑さには弱いので、夏の運動は必ず朝涼しいうちか夜遅くなってからにする。無理に運動させると呼吸困難に陥ったり、熱射病にかかる場合がある。食事は、体力をつけ健康を維持するために、タンパク質、カルシウムなどのバランスのとれたものを、若犬から成犬なら朝夕1日2回与えるほうが望ましい。暑さから食欲不振になったときは、牛肉の赤身を与えたり、水も常時冷たいものを用意してやるなどの工夫が必要になってくる。鼻がつぶれたような形のため、副鼻腔感染や呼吸障害を起こすことがある。また皮膚癌にも罹りやすい。