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ペット情報総合サイトPETPET-イヌ図鑑【大型犬】ブービエ・デ・フランダース

動物百科事典

イヌ 大型犬

ブービエ・デ・フランダース
ブービエ・デ・フランダース
ルーツ

16世紀から17世紀にかけて、ベルギーとフランスにまたがる国境地帯フランドル地方に、スペイン人が連れてきた犬といわれている。以後、長らく牧畜犬などとして活躍していたが、1910年にドッグショーに出陳されて注目を集め、わずか2年後にはベルギーのケネル・クラブが犬種標準を承認した。その後の第一次大戦の際には絶滅の危機にあったが、愛好家たちの努力によって見事に復活した歴史をもっている。原産地が2国にまたがることから、当初は犬種標準に差もあった。現在ではそれも統一されて、警察犬、盲導犬として活躍する他、家庭犬としても愛されている。おなじみの「フランダースの犬」の原作は、この犬がモデル。

外見的特徴

波状で粗い、あまり長くないダブルコートの被毛に全身が被われている。ムクムクしたその姿から、何ともいえない愛らしさを感じさせる犬種だ。作業犬であり胴体は短く、がっしりとしている。また被毛の下には筋肉質の力強い体格が隠れている。頭頂部は平らで、頬の幅に比べると鼻吻部のほうがわずかに長い。鼻は大きくて黒く、両目のくぼみは浅く、被毛で隠れがちな目は中くらいの大きさで、やや斜めについている。耳の被毛は短い。尾はつき位置が高く、断尾されて一般に10cmほどの長さに整えられるが、まれに無尾のものも生まれる。硬い手触りの粗い毛が密生するが、額にかかる毛は絹糸のような毛質をしている。毛色は胡麻塩色や狼灰色、褐色、黄褐色、黒などがある。

性格

順応性があり、利口でおだやかだ。また活発で勇敢な面があり、バイタリティと自信にあふれた犬である。冷静で判断力もあり、優秀な番犬になる。反面素直でない部分をみせなくもないが、警察犬や盲導犬として活躍するほどなので、本来は訓練好き。しつけもしやすいので、幼犬期から服従訓練をきちんと行えば、よいパートナーになる。

飼育

被毛の手入れの時間は、飼い主にとっても犬にとっても楽しいひと時になるだろう。モジャモジャの粗い毛は、毛先が絡まないようにスリッカーブラシなどを使って、丁寧にブラッシングしてやる。また定期的にトリミングを行い、体形を整える程度には実行したい。必要なら入浴させるが、体の大きな犬なので、シャンプーは専門家に任せた方が無難といえるだろう。幼犬期からのしつけで、こうした手入れに馴らすのがいいだろう。

健康上の注意点

活発で行動的な犬種なので、毎日欠かさず運動させる。最低でも30分〜1時間程度の引き運動を2回実行したい。またこの運動は、しつけをする絶好のチャンスでもある。服従訓練もかねて、リードをしっかり握ってきちんと歩くようにハンドリングする。環境や訓練の状態に応じて、距離や時間といった内容に変化をつけたり、安全な場所での全身運動を取り入れることも心がけたいところだ。食事は若犬から成犬なら1日1、2回、適量を与える。内容としては、栄養バランスのよいドライタイプのドッグフードに、肉類や内臓類を煮たタンパク質、乾燥小魚やチーズなどのカルシウム、パンやご飯などの穀類、缶詰フードなどを加えた混合食でいい。人間食の与えグセに注意し、過食や偏食にも気を配りたい。