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ペット情報総合サイトPETPET-イヌ図鑑【大型犬】秋田犬

動物百科事典

イヌ 大型犬

秋田犬
秋田犬
ルーツ

ルーツは秋田マタギという北方系の狩猟犬で、1630年代秋田地方の藩主は家来の士気を高揚させるために闘犬を奨励し、マタギ犬と土着犬の交配を行い、大型化させたのが始まりといわれる。しかし明治の中ごろになると、土佐犬ほか洋犬との交配がなされ、秋田犬らしい容姿が乱れてきたことと、さらに闘犬自体が禁止されたことなどが重なり、しばらくは犬種自体に不遇の時代が続いた。大正時代に入ると保存運動が起こり、1931年には天然記念物に指定されている。その後も今日まで、秋田犬のよい部分を残すように配慮され、大型日本犬としての改良が続けられている。今日では日本を代表する犬種のひとつとして認められ、多くの人々に番犬として飼育されている。

外見的特徴

日本犬としてはもっとも大型の種類で、均整のとれた筋肉質の体と、耐水性のあるダブルコートの被毛をもつ。水平な背と幅広い腰は力強く、よく発達したあばら、引き締まった腹部と、重厚感のある体形が魅力だ。太くたくましい首に支えられた頭部は、体によくつり合った大きさである。ストップと呼ばれる両目の間のくぼみや額溝は明瞭で、唇はよく引き締まり、鼻筋が通っている。目はかなり小さく三角形。やや前傾気味に立った耳は小さく、厚い三角形で、先がわずかに丸みを帯びるのが特徴。毛色は、赤、虎、胡麻、白がある。ショードックの場合、白以外の毛色のものは、あごから首の下、胸や腹、四肢、尾の裏側の毛が「裏白」と呼ばれる白に近い淡色でなければならないとされている。

性格

素朴でみために堂々とした風格があるなど、日本犬らしさをもった犬種である。もともと闘犬としての資質をもっており、力も強いが我も強いのがこの犬の特徴である。反面、落ち着きがあり、飼い主のいいつけを忠実に守るという性格がある。ペットとしてふさわしい資質を身につけるためには、根気よく訓練してしつけをしていく必要がある。もともと頭のいい犬なので、上手にしつければ飼い主の家族思いの、いい番犬になるはずだ。

飼育

粗くて硬い短毛は、入念な手入れが必要だ。ダブルコートの被毛のため、春から初夏にかけての換毛期には、やわらかな下毛が体表に浮いてくるので、スリッカーブラシや金属製コームを使って、死毛をこまめに取り除いてやることが大切である。これを怠ると、皮膚病にかかる可能性もある。また汚れが目立ったら、冬場は熱い湯に濡らして絞ったタオルで、よく拭いてやるといい。夏場は必要に応じてシャンプーするといいだろう。

健康上の注意点

体形と健康を維持するため、適度な運動は必要になる。活動的で闘争的な猟犬や闘犬の血を継いでいることもあり、毎日十分に運動させたい。内容としては1日2回、引き運動と自転車での運動を組み合わせて、30分〜1時間行うようにする。運動させるのは食前が望ましいが、食後に行う場合はトラブルを避けるため、ある程度の休憩をとってからにしたい。食事は、成犬では1日1回または2回。1回の場合は夕方与える。栄養的にはドライフードだけでも十分だが、嗜好性を加味してやりたいなら、ドライフードを基本にして、缶詰めフードのほか、肉類・内臓類を煮たタンパク質、乾燥小魚、チーズなどのカルシウム、パンやごはんなどの穀類などを加えた混合食を与えてもいいだろう。暑さに弱いので、特に夏場の健康管理は重要だ。体調に考慮しながら、適量を規則正しく与えることを心がけたい。病気的には、それほど多くはないだろう。