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ペット情報総合サイトPETPET-イヌ図鑑【超大型犬】グレート・ピレニーズ

動物百科事典

イヌ 超大型犬

グレート・ピレニーズ
グレート・ピレニーズ
ルーツ

祖先犬はチベタン・マスティフという説があり、その起源は非常に古いといわれている。誕生の経緯としては、紀元前100年頃フェニキア人に連れられて、中央アジアからヨーロッパへと渡る途中、各国の土着犬と交雑されて誕生したというものである。またセント・バーナードやニューファンドランドの祖先犬説もある。主に、ピレネー山脈スペイン寄りの地域で、家畜の護衛犬として活躍し、フランス王朝にも愛されたという。20世紀の初頭には絶滅の危機に瀕したが、今日では欧米諸国を中心に定着している。

外見的特徴

ふかふかで厚い被毛をもち、粗く長い上毛は体に沿うように平らに生え、やわらかな下毛が密生している。垂れた尾には、特に豊かな飾り毛がついている。毛色は白の単色や白にこげ茶の斑、白およびグレーかタンのかげ(頭、耳、尾のつけ根)のあるものもある。体高より体長がやや長めの体形をしており、筋肉に富んでいてたくましさがある。まっすぐな四肢は、がっちりとして骨太だ。顔はほかの部位に比べて毛足が短く、低い位置から垂れた三角型の耳、落ち着いた表情を演出する暗色の目が特徴である。

性格

護羊犬として働いていた頃には、敵と判断すると瞬時に襲いかかるという、とても戦闘的な性質だったという。その後は改良が加えられ、飼い主に忠実な利口で親しみやすい犬になった。とはいえ、今なお勇敢で、警戒を怠ることがない点では変わっていない。そのため、潜みもっている闘争心を表にださせることがないよう、早期から忍耐強い訓練を重ねる必要がある。体質的には、寒さに非常に強く、暑さに弱い犬である。

飼育

白く長い剛毛は、毎日のブラッシングが欠かせない。毛も厚いので、表面だけの手入れだけにならないように気をつける。ピンブラシ、コームなどを使って全体をとかし、しっかり死毛を取り除いてやる。特に下毛が毛玉になると、害虫たちの温床にもなるので注意する。また換毛期には、ていねいなブラッシングを心がけること。体の汚れが気になれば、固く絞ったタオルで拭きあげ、飾り毛などにクシを入れてほぐしてからブラッシングする。垂れた耳がムレやすいので、10日に1度くらいは耳の掃除を行うようにする。

健康上の注意点

自由で運動好きの犬種なので、家庭犬であれば1日30分〜1時間の引き運動を2、3回行う。またこの犬の場合太りやすいので、年齢や犬の状態に配慮して、その距離や内容を調節してやる。夜に強い方なので、時間的な面も配慮しながら運動させるといい。食事は若犬から成犬なら1日1、2回、適量を与える。内容としては、栄養バランスのよいドライタイプのドッグフードに、肉類や内臓類を煮たタンパク質、乾燥小魚やチーズなどのカルシウム、パンやご飯などの穀類、缶詰フードなどを加えた混合食でいい。人間食の与えグセに注意し、過食や偏食にも気を配りたい。体質的には、寒さには非常に強く、暑さに弱い面がある。股関節形成不全に注意する。