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ペット情報総合サイトPETPET-イヌ図鑑【超大型犬】グレート・デーン

動物百科事典

イヌ 超大型犬

グレート・デーン
グレート・デーン
ルーツ

長い歴史をもった犬種で、チベタン・マスティフを祖先としたオールド・イングリッシュ・マスティフの子孫だといわれている。さらにグレーハウンドとの交配も行われ、猟犬としてではなく、闘犬や護身用の大型番犬としても発達したという経緯がある。中世にはゲルマン人によって、クマやイノシシ猟に使われたり、ステイタス・シンボルとして封建領主に飼育されたこともあった。その後は上流階級で飼われるようになり、犬籍簿に基づいて繁殖される犬の走りとなった。今日では家庭犬として飼う人も増えている。世界で使われているグレート・デーンという名前は、大きなデンマークの犬という意味だが、実はこの犬はドイツの国犬で「ドイチェ・ドッグ」や「ジャーマン・マスティフ」と呼ぶ人もいるようだ。

外見的特徴

オスがメスよりかなり大きい種類で、犬種自体その大きさが絶対必要な条件となっている。バランスのよいスクエアな体形で、後躯に比べ前躯が著しく高い体勢をもっているのが大きな特徴。肩の筋肉が十分に発達し、胸は非常に深いV字形で、あばらもよく張っている。長い尾はかかとの辺りまで達し、付け根の位置は高く、根元は太く、次第に細くなる。首は長くすっきりとしたアーチを保ち、頭部はやや長めで箱形をしている。目はかなりくぼんだ中程度の大きさで、唇は厚く硬く左右対称に垂れ、鼻は幅広で特徴的な隆起をもつ。被毛は厚く滑らかで光沢があるが、その毛足が非常に短い。毛色はブリンドル、フォーン、ブルー(薄墨色)、黒、ハールクイン(純白に黒の斑点が不規則に散らばっているもの)の5色がある。古くから犬籍簿に基づいて繁殖が行われてきただけあり、ドッグショーではかなり厳密な条件が設定されている。

性格

勇敢で気迫に富み、かなり頑固な面があるので、この犬には常に飼い主が主導権をもって接し、声だけで制御できる犬にしつけることが重要だ。一方で、人の側にいることを好み、飼い主を喜ばせたり褒められたりするのが好きだ。常にかまってほしがったり、家族の一員なんだと認識したがるところがある。優しく温和で、賢明な犬なので、早い時期から一貫したしつけや訓練を行えば、楽しく頼りがいのある家族となるだろう。

飼育

短毛種なので、手入れは基本的に容易だ。ただしその容姿からも想像できるように、きれい好きな犬なので、運動後のブラッシングは不可欠である。特に換毛期にはスリッカーブラシでのこまめなブラッシングを実行すること。ときには蒸したタオルなどで、汚れを拭いてやることも大切である。また定期的に専門家に依頼して、シャンプーのほか、ツメや耳、歯、肛門などの手入れをしてやるといいだろう。

健康上の注意点

運動量の豊富な犬なので、1日1、2回程度、自転車運動を中心として十分に走り込ませること。それさえ満たされれば、あとはのんびりと1日を過ごすこともできる犬である。十分な運動とたっぷりと睡眠をとることの組み合わせが、この犬の健全な肉体と精神の維持に欠かせない。また成長期には、恐ろしいほどの成長ぶりをみせる。健やかな成長を目指すために、生後2ヵ月の離乳期から1年までは、子犬用の総合栄養食を1日3回に分けて与える。また若犬から成犬の場合は、総合栄養食と表記された大型犬用のドライフードにウェットフードを混ぜた混合食を、1日1、2回与えればいい。ただし成犬は、体の大きさの割にそれはど大食ではない。外観からの判断で必要以上与えるのは、肥満や病気の原因になる。食事は規則正しく適量をという基本を心がけたい。大型犬に多くみられる、股関節形成不全に罹ることがあるので注意する。