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ペット情報総合サイトPETPET-イヌ図鑑【超大型犬】ボルゾイ

動物百科事典

イヌ 超大型犬

ボルゾイ
ボルゾイ
ルーツ

ルーツに関してはいろいろといわれている。祖先犬をロシア西部・ウラル山脈周辺の民族がもち込んだとする説、モンゴル族によるロシアの侵入時に中央アジアと北方の土着犬が交配されたとする説、10世紀にハンガリーにもたらされていたグレーハウンドの影響を受けたとする説など、その起源に関しては諸説がある。14、15世紀の帝政ロシアの時代、主にオオカミ猟犬として皇帝や貴族に愛好された。18世紀の大公は150頭ものこの犬種を飼育し、従者とともに多数従えた馬車を駆って狩猟に出たという話もあるという。1917年の革命の時期に、ロシア国内のものはほぼ根絶やしになったが、欧米諸国の上流階級たちに受け継がれたことで、絶滅の難を逃れた。長年「ロシアン・ウルフ・ハウンド」と呼ばれてきた犬種である。

外見的特徴

犬種の標準が決められたのが、約200年前からで、体形などの変化に関しては少ないといわれている。四肢は長くしなやかで、体は背中のラインが流麗で、全体的な印象として引き締まっている。体と比較すると顔は非常に小ぶり。鼻はやや鋭角的な鷲鼻で、知性的な目をもっている。通常は後方に倒された小さな耳は、警戒することで立つ。長い尾は、美しい曲線を描いて低めに保つ。被毛は、滑らかな絹糸状の長毛で、わずかに波打っているか巻いている。毛色は白が一般的に優勢で、それに多少のブリンドル、グレー、タン、レモン、黒などの斑が入る。

性格

かつては敏速に駆けてオオカミと闘ったほどの猟犬だったが、1世紀以上にもわたって愛玩犬として管理され続けたことで、その狩猟本能は衰えたといわれている。それでも敏感で機敏で持久力は高いほうである。通常は温和で非常にもの静かなうえ、繊細で感受性も豊かな犬種である。反面、知らない人間など未知のものに対して、簡単に気を許すことはない。この犬種の訓練に関しては、穏やかさと理解を示しながら、地道に実行するようにする。

飼育

日常的にブラッシングや、コーミングを行う。なにしろ被毛の量が多いので、まず粗めのクシで毛のほつれやからみをほぐしてから、ブラシを入れるようにする。汚れが気になったら、適温の蒸しタオルなどで拭きあげてから、先の手順で手入れを行うといいだろう。入浴は家庭犬であれば、1ヵ月に1度のペースを目安に実行する。

健康上の注意点

運動させるにあたっては、いくら猟欲が緩和されたとはいえ、マナー上の面も含めてリードは必要である。毎日30分程度、できれば2回の引き運動と、庭先などで行うボール遊びなどの全身運動を組み合わせる。犬種の特徴として暑さに弱いので、夏期の運動には注意が必要。時間は早朝や夜遅くを選び、量を調節するなどの工夫が必要だ。食事は、若犬から成犬なら1日1、2回、適量を与えればいい。内容としては、栄養バランスのよいドライタイプのドッグフードに、肉類や内臓類を煮たタンパク質、乾燥小魚やチーズなどのカルシウム、パンやご飯などの穀類、缶詰フードなどを加えた混合食でいい。人間食の与えグセに注意し、過食や偏食にも気を配りたい。