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ペット情報総合サイトPETPET-イヌ図鑑【超大型犬】セント・バーナード

動物百科事典

イヌ 超大型犬

セント・バーナード
セント・バーナード
ルーツ

そのルーツとしては、遠い先祖にチベタン・マスティフをもつ犬種とされており、紀元前にギリシャ、イタリアを経てヨーロッパへわたった犬の子孫とされている。ただ今日認められている犬の発生は、11世紀ごろという説があり、スペイン・マスティフ、あるいはスイス・ゼネンフントの影響を受けていると伝えられている。どちらにしても、イタリアとスイスの国境の峠にある、グラン・サン・ベルナール寺院の僧侶たちによって、寺院の番犬、雪中救助犬として独自に飼育、訓練されてきたことは確かなようだ。特に有名なのは同寺院で育てられた1頭で、アルプスの山で遭難した登山者を救ったことで知られ、この犬種の普及に大きく貢献した。犬種名も同寺院の英語読みから、セント・バーナードとなっている。現在は、番犬、家庭犬として親しまれ飼育されている。

外見的特徴

多くの人が認識している通り、全犬種の中でも最も大きな頭部と体をもつ超大型犬である。がっしりとしたスクエアな体形のもち主であり、骨太で、両目のくぼみははっきりとしている。鼻筋はまっすぐ通り、目から下顎までは非常に深く、鼻吻部は四角だ。鼻は大きく黒く、目はやや小さく瞳は暗色で、両目が適度に離れ、深くくぼんでいる。耳は中くらいの大きさで、頬に接して垂れている。大きく強い歯、咽喉の下に垂れるほどのたるみがあるのも、この犬の特徴といえるだろう。がっちりとした体を支える四肢はたくましく、引き締まって隆起した指、硬い足の裏の膨らみ(バッド)があり、ツメは暗色が望ましいとされる。被毛は短毛と長毛の2タイプがあり、いずれの場合も平らに密生する。まっすぐからウェーブのかかった毛まである長毛タイプは、首の周りの毛量が最も多く、腿部に適度な飾り毛をもつ。一方、短毛のタイプはまっすぐで硬く短い毛が密生し、腿部と尾にわずかな飾り毛がある。毛色は白地に赤、赤地に白、さまざまな色合いの赤、虎毛斑。白斑はマスク、ブレーズ、カラー、前胸、肢、指、尾の先などとされている。

性格

全犬種中で最大の超大型犬であり、成長も著しく早いので、幼犬期からの服従訓練としつけは不可欠といえる。集団での生活を好む犬で、一般に子ども好きとされているが、それは一緒に育てていればの話だという。基本的に性格は従順で、頭もよく、ほかの犬とも仲良く暮らせるタイプだ。時間を作っては相手をしながら、基本的な訓練としつけを行き届かせることができれば、頼りがいのあるパートナーになることは間違いない。

飼育

毎日行わなければならない手入れは、基本的にはブラッシングとコーミングである。また、シャンプーも月1度くらいの頻度で行いたい。目のまわりや耳を清潔に保つことも、大切である。やわらかい綿棒かコットンを使って、きれいに拭いてやりたい。こうした大型犬は、家庭犬としてもまめな手入れが必要なので、幼犬期からそうした作業に慣らしておくようにしたい。また春から初夏にかけての換毛期には、スリッカーブラシや金属製コームを使って、こまめに死毛を取り除いてやること。

健康上の注意点

この犬に関しては、大型犬でありながら特別豊富な運動量は必要としない。とはいえ、最低限の運動量の要求はあるし、太りやすいので毎日の適度な運動は不可欠である。1日1回、30〜1時間程度の引き運動を習慣づけること。そしてこの運動のときは、訓練のチャンスでもある。子犬のときからリードをしっかりつけ、正しい服従訓練を行いたい。食事は、若犬から成犬なら1日1、2回、適量を与えればいい。内容としては、栄養バランスのよいドライタイプのドッグフードに、肉類や内臓類を煮たタンパク質、乾燥小魚やチーズなどのカルシウム、パンやご飯などの穀類、缶詰フードなどを加えた混合食でいい。人間食の与えグセに注意し、過食や偏食にも気を配りたい。股関節の形成不全に注意する。皮膚病にも注意してやる必要がある。