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ペット情報総合サイトPETPET-小動物図鑑【ハムスター】ゴールデンハムスター

動物百科事典

小動物 ハムスター

ゴールデンハムスター
ゴールデンハムスター
解説

ペットとして流通しているハムスターの中では最も一般的な種で、現在では体色や毛質などに様々な特徴をもつバリュエーションが作られている。ゴールデンというとまず思い浮かぶ白と茶の斑も、実はこのバリュエーションのひとつだ。野生色は背中全体が茶色く、お腹だけが白っぽい。複数匹をいっしょにするとけんかをするので、単独飼育が適当だ。通常寿命は3年ほどとされている。

飼育器具

ケージ(飼育容器)は、ペットショップにいろいろ工夫をこらしたものが販売されているので、その中から好みで選べばいいだろう。ただし、どれも小型なハムスターの仲間だが、運動量が非常に豊富な動物なので、あまり小さなケージはお勧めできない。最低でも1辺の長さが40cmくらいはあるケージを選びたい。原則としてハムスターは単独飼育をするので、反対に極端に大きな容器は必要ないだろう。また、中には2階建てのような作りのケージもあるが、ハムスターは元来木に登る習性はないので、落下する危険があるため避けた方が無難だ。ケージは、ほとんどのものが床底が金網になっている。これだと掃除などはしやすいのであるが、反面ハムスターが足を取られやすいという短所もある。特に生まれたばかりのハムスターが隙間から落ちて死亡することもあるので、できれば床の部分の金網をはずしておいた方が良いだろう。
ハムスターは、野生の状態では地面に穴を掘って暮らしている。したがって、ケージの中に巣箱を設置してやると安心して暮らせるので、巣箱を用意してやりたい。それ自体市販されているが、ティッシュペーパーの箱などの側面に入り口をつけて、自作することもできる。ケージに敷く床材には、干草やワラがお勧めだ。これらも市販されているので、それを購入する。床材にウッドチップを使う人もいるが、チップから分泌されるフィトンチッド(木の匂い)がハムスターにとって有害となる場合がある。特に杉やヒノキなど我々人間にとって香りが強いといわれている木材のチップは絶対に避けたほうがいいだろう。餌入れは、ハムスターがこの中に入ったときに容器がひっくり返ることがないよう、ケージ側面に取りつけるタイプのものや重い陶器製のものを用意すること。吸水器は市販のハムスター専用のものがお勧めだ。餌入れのようなタイプは、中に餌の残りや体毛、フンなどが混入し清潔に保つことがしづらいといえる。
狭いケージ内でハムスターが運動不足になるのを防ぐ意味で、回し車のような遊具を入れてあげるのもよいことだ。市販のケージには最初から回し車がついているものも多いので、購入する際にそのような製品を選べばいいだろう。ハムスターの前歯はネズミ同様、放置しておくと際限なく伸びていく。自然下では何か硬いものを齧ることにより、前歯が磨耗させ、伸びすぎを防いでいる。したがって安全な木の枝などを入れ、これを齧らせることによって前歯の伸び過ぎを防止するようにしたい。トイレはなくても飼育することは可能だが、あればそれだけ掃除などの日常管理が楽になる。浅い陶器製の容器などを使い、中には猫のトイレ用の砂を入れておく。この際、ハムスターに刺激を与えるような材質(床材と同じ)は避けること。ハムスターは決まった場所でフンをする習性があるので、トイレを設置した後にその中にフンなどを少量入れておくと、上手くトイレをしつけることができる。

エサ

野生のハムスターは木の根や種子、昆虫などを食べている。飼育下でこれらを用意するのは大変だが、幸いなことに各メーカーからハムスター専用のフードが発売されている。栄養のバランスを考えると、このハムスター専用フードをメインに与えることをお勧めしたい。専用フード以外に副食を与えてもかまわないが、喜ぶからといって草したものを与えすぎるのは禁物だ。栄養のバランスが崩れ、健康管理が難しくなってくる。副食としてお勧めできるのは次のようなものである。野菜類:にんじん、小松菜、リンゴ、さつまいもなど。穀物類:ヒエ、アワ、ヒマワリの種子、トウモロコシなど。その他:にぼし、低塩チーズ、ハコベ、クローバーなど。
逆に、つぎのものはハムスターに与えてはならない。ネギ、ニラ、にんにく、ジャガイモの芽、アボガド、人間用のおやつ類など。ミネラルを補給するという意味で、小鳥用に市販されている塩土を与えるのもよい。餌は餌入れの中に入れて与えるが、ハムスターは餌を巣箱の中に運び込んだり、頬袋にほおばったりするので、餌入れに餌がなくなったからといって、必ずしもケージ内の餌がなくなったわけではないことに注意すること。専用フードや穀物類などのように腐敗、変質しにくいものはいいが、野菜や低塩チーズのような痛みやすい餌が残っていると、病気の原因になる。こうした餌はハムスターが貯蔵してしまうことがないよう、注意して与えること。ハムスターはそれほど大量の飲料水を必要としない。特に水気の多い野菜などを副食として与えた場合には、水をまったく飲まないこともある。逆に水分を摂取しすぎると、下痢などを起こし体調を崩す恐れもあるので、水気の多い餌を大量に与えることは避けるようにしたい。

健康管理

元来夜行性の動物なので、日中は巣箱の中で寝ていることが多いので、この時間帯にケージの掃除などの日常管理を行うことは避けるようにする。一般的には朝できるだけ早い時間に、すばやくケージ内の掃除を行う。週に一度くらいはハムスターを別の容器に移し、ケージ全体を掃除しよう。この際は床材も新しいものに交換する。巣箱の中の餌も取り出しておこう。この掃除の際にハムスターを部屋で遊ばせておくと、目を放した隙に見失い、失踪の原因となることが多い。掃除中は、別の容器に収容しておこう。トイレは、中の猫用トイレ砂を全部交換してしまうよりも、一部を残すかもしくはフンを少量残しておく、こうすると自分の臭いが残っているため、安心してその後もトイレを使うだろう。また設置する場所も、以前と同じ場所にすることをきちんと守るようにする。
餌は活動が活発になり始める夕方に、補充や交換を行う。このとき専用フードなどのメインの餌はは餌入れの中に、野菜などの副食は手から与えるようにすると、与え過ぎが防げるばかりでなく、ハムスターとのコミュニケーションをはかるる機会となるだろう。ついでに吸水器の中の水も交換しておこう。ハムスターは飼い主が愛情をもって接すれば、よくなれる動物だ。連れてきたばかりはハムスターも警戒しているので、数日間はそっとして様子を見守ってあげたお。その後、ケージの金網越しに副食を与えたりしながら、少しずつ慣らしていく。警戒心を解き、飼い主の手から餌を食べるようになった段階で、ハムスターをケージの外に出すようにする。そして、頭や背中を指でそっと毛並みをそろえるようになでるなどのスキンシップを行う。このとき荒荒しくなでる、ぎゅっとつかむ、おなかをなでるなどの行為は厳禁だ。

その他

ハムスターは繁殖の容易な小動物である。というよりは逆に増えすぎるきらいさえあるといえる。したがって繁殖は計画的に実行したい。通常は生まれてから2〜3ヵ月で繁殖能力が備わるので、繁殖を望まないのであれば、これ以降の雌雄同居は避ける。原則として1匹飼いをする動物(特にゴールデンハムスター)なので、繁殖させる時期にはペアを一緒の容器に移さなければならない。ただし、ここでいきなりペアを一緒にするのは危険だ。激しい闘争が起き、最悪の場合どちらかが殺されてしまうことさえあるからである。まずは、両者の入っているケージを近づけて置いてみる。こうして相手になれさせた後に、ペアを同一ケージに移す。この時はメスをオスのケージに移すことが重要で、逆では激しい闘争などが起こる危険性がある。ペアを同一ケージに収容した後は、注意深く観察を続け、ケンカが絶えないようであれば、メスをケージから取り出してやる。