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生きた化石、シーラカンス。
生きた化石、シーラカンス。
“生きた化石”とも呼ばれるシーラカンス。 シーラカンスは、4億年前のデボン紀とよばれる時代に誕生しました。

 その頃地球上にいた生き物のほとんどは海に住んでいて、陸上には植物や巨大なトンボ、両生類がいるだけで、爬虫類はまだ誕生していませんでした。シーラカンスは、恐竜が地球上を歩き回るはるか以前から、この地球上に存在していたのです。しかし、今から6500万年前の白亜紀の終わりに恐竜とともに姿を消し、絶滅したと思われていました。    シーラカンスが今も生きていることが発見されたのは、20世紀に入ってからです。シーラカンスの学名には、そのときに携わったラティマー女史の名前が冠せられ、「Latimeria」とつけられました。  現存するシーラカンスに関しては、アフリカのマダガスカル島の付近にあるコモロ島周辺に生息するグループと、インドネシアのスラウェシ島付近に生息するグループがわかっています。アフリカのシーラカンスが青黒い色をしているのに対し、インドネシアのシーラカンスは茶褐色をしています。二つを別の種類のシーラカンスとする説と、同じ種類のシーラカンスとする説があります。  シーラカンスは200メートル以上の深海に住む深海魚で、体長は1メートルほど。卵をお腹のなかで孵化させてから産む卵胎生ということもわかってきました。彼らが繁栄していた太古の時代には、海だけではなく淡水域にも暮らしており、その大きさも数十センチから4メートルと、様々な種類がいました。

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