ペットペット動物豆知識
ガラパゴスゾウガメ
かつてガラパゴス諸島はまさにゾウガメの楽園だった。何十万頭ものゾウガメが、それぞれの島で暮らしていた。同じガラパゴスゾウガメでも、生息している島ごとに甲羅の形や模様が少しずつ違う。 かつては何十万頭もがいたゾウガメたちだが、今日ではそうした大群を見ることはできない。数が減った原因は、やはり人間の関与が最大の理由である。長い航海の食料とするために大量に捕獲され、さらに人によってもち込まれたヤギなどの家畜、ネズミなどの影響でその数を減らしてしまった。現在は全島が国立公園にされ、15000頭が保護されて暮らしているものと推定されている。 “亀は万年”などというが、このガラパゴスゾウガメは非常に長寿なことでも知られている。2006年にオーストラリアの動物園で息を引き取ったメスのガラパゴスゾウガメ“ハリエット”は、100年以上も人に飼育されていた記憶をもち、170歳以上といわれていた。 |
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