オリエンタル:シャム猫
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【原産国】タイ
【発祥年代】1800年代
【毛の種類】短毛
【毛の色】ポイント色
【目の色】ブルー
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■歴 史
ボディは円筒形で首、四肢、尾すべてが長く細いです。前脚は長く細く、スマートさを感じさせます。顔は長くて鋭角なV字形、大きな耳がシャープさを強調しています。ブルーの目はアーモンド形で切れあがり、鼻筋は長くストレート。被毛は短くピタリと体に張り付いて、毛色は口元、耳、四肢、尾にだけ色のあるポイントカラーです。
■特 徴
20年前は、血統猫といえばシャム猫でした。長い鋭利な三角の顔、細くて長い体、驚くほどスリムでシャープなポイント色の猫。青い目をした甘えん坊で、誰でも知っているシャム猫は、今新しい人気をえようとしています。
■外観特徴
タイの宮殿や寺院で、大切に飼われていた古い記録があります。長い間、タイで外交官を務めていたイギリス人が帰国するときに、ペアのシャム猫を記念に送られたように、タイでは非常に貴重な猫として扱われてきました。1700年代にヨーロッパと近接する極東の旧ソビエト連邦のサイヤという地域で「奇妙な猫」として噂になり、人々はこの猫を買い求めて、いろいろな猫と交配させ、今のシャム猫の原形ができました。1830年までにシャム猫として固定され、1878年にはアメリカに渡ってすぐに人気猫になりました。1890年代には数多く輸入され、戦後においては発祥国のタイよりもアメリカ国内の数は増えていました。それ以来、アメリカでは人気の高い猫種になっています。日本でもちょっと昔は、血統猫といえば、シャム猫の代名詞でしたが、今では、すっかり数を減らしています。しかし、近代的にシャープになった優秀なシャム猫が輸入されて、キャット・ショーでも活躍しはじめたので、人気の復活が期待されます。
■性 格
ボディは円筒形、首、四肢、尾すべてが驚くほど細くて長い猫です。顔は長くて鋭角なV字形で大きな耳が広がってつき、シャープさを強調して高い鼻筋は長くてまっすぐです。ブルーの目はアーモンド型で切れ上がり、オリエンタルムードを感じさせます。
■毛の特徴
被毛は短く体に張りついて、毛色はシール、ブルー、チョコレート、ライラックの4色が認められ、口元、耳、四肢、尾に色のあるポイントカラーです。
■飼主との相性
遊びが大好き、甘えるなら天下一、肩の上に乗ってグルグルいうのが愛情表現です。
■飼育環境
狭い部屋でも飼い主と一緒なら大喜び、なぜか高いところに上がるのが大好きです。物が落ちないように整理整頓をしてください。
■手入れ
昔の人は、両手にペッペッと唾をつけて毎日、200回擦りなさいと教えました。それを実行した人は、いつもキャット・ショーで一番の成績を獲得したそうです。
■選び方のポイント
近年、アメリカから輸入された優秀なシャム猫の直系は、イメージの猫よりももっと細長い猫になりました。一般の人が考える丸ぽちゃの古いタイプのシャム猫も生まれているようですが、それを探すのは大変です。
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