シクリッドの仲間:マナグエンセ
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【学 名】Nandopsis managuense
【分 布】ニカラグア
【体 長】30cm
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■特 徴
白地に黒の虫食い模様が印象的な、大型シクラソマの1種。ショップで見かけるのは幼魚であることが多いが、成長した個体は各ヒレにブルーの色彩が発色し、迫力のある美麗種になる。
■飼 育
【飼育適合水槽】
120cm
【水 質】
特別な配慮は必要ない。
【エ サ】
基本的には肉食魚なので、口に入るサイズの魚はすべて餌と化してしまう。もっとも人工餌も食べるので、より鮮やかな体色や均整の取れた体形を望むのであれば、人工餌をメインに与えたい。
【その他】
丈夫で飼育自体は容易だが、性質がきつく肉食性なため、同居させる魚には十分注意すること。
■繁 殖
【雌雄差】
成魚のオスの背ビレやしりビレの後端部分が伸張するが、飼育環境によりかなりその程度に差があるので、これだけで雌雄を判別するのはなかなか困難である。
【繁 殖】
典型的なシクリッド・タイプで、繁殖自体は決して困難ではないが、大型水槽が必要になる。このことから、アマチュア・レベルでの繁殖はお勧めできない。
■備 考
本種に限らず、大型シクラソマは幼魚が販売されていることが多いのでついつい購入してしまいがちだが、成長すると最低でも120cmクラスの水槽が必要になる魚たちであることを、よく考えてから購入するようにすべきである。大きくなり過ぎて手におえなくなった大型魚を、ショップに持ち込む人をよくみかけるが、生き物の命をあまりにも軽視した、恥ずべき行為だと思う。
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