アナバスの仲間:レオパード・クテノポマ
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【学 名】Ctenopoma acutirostre
【分 布】コンゴ川
【体 長】15cm
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■特 徴
幼魚期には褐色の体に小さなブラックスポットが散在する地味な魚だが、成魚ではブラックスポットが次第に大きくなってきて、レオパードというよりはジャガーのような模様へと変身する。この地味ながら見ごたえのある体の斑紋と、ゆったりとした動きから、サイズの割には迫力のある素晴らしい魚である。
■飼 育
【飼育適合水槽】
60cm
【水 質】
特別な配慮は必要ない。
【エ サ】
この種は生き餌を好み、人工餌にはなかなか慣れてくれないのが悩みの種である。
【その他】
同種に対してはかなりテリトリー意識の強い魚であるが、他の魚に対しては比較的温和なので、同サイズの魚との混泳は可能である。しかし、見た目よりもはるかに大きく開く口をもち、カージナル・テトラクラスの小型魚であればひと呑みにしてしまうので、小型魚との同居は不可。
■繁 殖
【雌雄差】
不明。
【繁 殖】
水面に泡巣を作るタイプといわれているが、わが国における繁殖例について、はっきりと確認されたことはないようである。
■備 考
本来非常に長生きする魚のようで、筆者のところでも8年間飼育したことがある。このときも管理ミスにより死亡させてしまったので、おそらく10年間くらいは生きるものと考えられる。この点から比較的小型の魚の中では、かなり長命な方である。以前は現地採集と思われる成魚の輸入がほとんどだったが、最近では繁殖技術が確立されたのか、幼魚斑をみせるかなり小さな個体が輸入されている。
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