PET PET動物百科事典 :淡水魚図鑑
コイの仲間:ブルーアイ・ラスボラ
【学 名】Rasbora dorsiocellata macrophthalma
【分 布】マレー半島、インドネシア
【体 長】2cm
■特 徴
体色は地味で決して美しいものではないが、本種の最大の魅力はその美しく光り輝く眼にある。メタリックブルーに強く光り輝く眼は、アフリカン・ランプアイにも勝るとも劣らないほど素晴らしい。もっともこの輝きは自家発光ではないので、暗闇では光ることはない。
■飼 育
【飼育適合水槽】
45cm
【水 質】
特別な配慮は必要ない。
【エ サ】
人工餌で問題ない。
【その他】
丈夫で温和なためコミュニティタンクにも向いているが、本種のみを多数飼育したほうが、その魅力を最大限に引き出すことができるだろう。汚れた飼育水下では、エロモナス病にかかることが多いので、定期的な水換えを欠かすことはできない。
■繁 殖
【雌雄差】
メスのほうがひと回り大きく成長する。
【繁 殖】
弱酸性の清浄な飼育水下で飼育を続けていれば、繁殖可能な状態にすることができる。水草の茂みに産卵するタイプ。
■備 考
本種にはアイスポット・ラスボラRasbora dorsiocellata dorsiocellataという亜種が存在する。外見上はこの両者はよく似ているが、アイスポットのほうが一回り以上大きくなる。その代わり、目の輝きは数段劣るため、観賞価値は低い。しかし、アイスポットもブルーアイ・ラスボラの名称で販売されていることが多いため、購入に際しては十分な観察が必要である。
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