アナバスの仲間：チョコレート・グーラミィ
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【学 名】Sphaerichthys osphromenoides
【分 布】マレーシア
【体 長】4cm
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■特 徴
茶褐色の体に、不規則なベージュのラインが入るだけの決して派手とはいえない体色にもかかわらず、非常に人気の高いグーラミィである。おそらくは、そのゆったりとした動きと可愛らしいフォルムが人気の秘密なのであろう。最近では状態の良い個体が、比較的コンスタントに輸入されてくる。
■飼 育
【飼育適合水槽】
45cm
【水 質】
弱酸性。
【エ サ】
人工餌はあまり好まないので、アカムシ(冷凍や乾燥のものでも可）を主体に与えたい。
【その他】
現地では酸性（pH5前後）の軟水に生息しているが、単に飼育するだけならば、弱酸性の水で問題はない。それよりも、亜硝酸濃度の低い飼育水を用意することの方が重要である。
■繁 殖
【雌雄差】
雌雄差としては成魚ではしりビレの形状に差が認められ、オスの方が大きい。また、色彩もオスの方が鮮やかなので、判別することが可能である。
【繁 殖】
産卵した卵を、稚魚がフ化するまでメスが口にくわえて保護する、マウスブルーダーである。よほどしっかり水質管理をしないと繁殖は困難だが、最近では幾例か、飼育下での繁殖も報告されるようになってきた。
■備 考
ひと口にチョコグラといっても、その色彩にはさまざまなバリエーションがあるとされる。しりビレから尾ビレにかけて赤みの強いレッドタイプ、逆に緑色がかったものなど、好みに応じてコレクションするのも楽しい。また、近縁種にも数種が知られ、最近わが国にも輸入されてくるようになってきたので、飼育技術に自信のあるアクアリストは、チャレンジしてみたらいかがだろうか？
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