メダカの仲間:アフィオセミオン・ガードネリィ
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【学 名】Aphyosemion gardneri
【分 布】ナイジェリア
【体 長】5cm
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■特 徴
青、赤、黄といった鮮やかな原色が配色された極彩色の体色は、淡水魚というよりは、サンゴ礁の海水魚を連想させる。この卵生メダカというジャンルは、熱帯魚飼育の中でも特にマニアックな分野で、熱烈なファンが多数いる一方、流通ベースには乗りにくい部分がある。したがって、ショップで見かけることのできる卵生メダカはあまり多くはないが、本種はその数少ない中の1種。
■飼 育
【飼育適合水槽】
45cm
【水 質】
弱酸性
【エ サ】
アカムシ(冷凍、乾燥でも可)を好むが、慣らせば人工餌も食べる。その場合、沈降性の顆粒状フードがお勧めである。
【その他】
弱酸性の清浄な飼育水を好むため、コミュニティタンクでの飼育にはあまり向かない。また、同種間ではかなり激しく闘争するため、互いの隠れる場所(水草の茂みなど)を用意すること。
■繁 殖
【雌雄差】
極彩色の派手な体色はオス特有のもので、メスは褐色の地味な魚である。また、メスは近縁種がみな同じような色彩であるため、他種と一緒に飼育すると区別がつかなくなるので注意すること。
【繁 殖】
水草の茂みに、ひとつずつ卵を産みつけていく。毎日少しずつ産卵するので、見つけ次第別の水槽に卵を取り出した方がいいだろう。卵は約2週間ほどでフ化し、稚魚は育てやすい。
■備 考
素晴らしい色彩の種類がたくさんいる卵生メダカは、アクアリウムホビーの中でも最も奥の深い分野だが、飼育法などがやや特殊なため、初心者には難しい。もしこのグループに興味があるのであれば、各地にある愛好会や卵生メダカを主体に取り扱っているショップなどに出入りして、少しずつその知識を深めていきたい。
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