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ペットコラム

緑滴る広大な公園では、芝生や木陰に待機していた100人ほどの人々が、午前6時30分のラジオを合図に一斉に体を動かしはじめる。第一体操、第二体操を終えるころには、既に人生の黄秋に達しているとおぼしき皆さんが爽やかな顔付きで汗をぬぐっている。

茶畑の新芽を渡る心地好い薫風の中で一服していると、いつの間にか臭いをかぎつけてのっそりとアイツ(10才・35Kg)が近寄ってきます。

いつもの公園は、ハナミズキ、ユリノキ、ポプラと、低い木から順に紅葉が染め進み、早くも樹間には落ち葉が積もり始めました。

一月は行って、二月は逃げて、三月は去って、瞬く間に3ケ月がすぎました。
しかし、この間は、季節のうつろいが目で、肌で最も実感できる時期でもあります。フキノトウはいつしか小さな葉を広げ、タラノキのてっぺんにはおいしそうな芽が艶やかに輝き、そして満員の通勤電車では、早くも窓開けに協力依頼をする放送が流れています。

晩秋から初冬にかけ、武蔵野の雑木林はまるでパステル画のように変化していきます。たまの休日、朝な夕なにアイツ(7歳・38Kg)を引き連れて静寂の中を歩き回るのですが、いささか陳腐な表現を借りれば陽に映える紅葉は得も言われぬ美しさです。